新潟の『釣りとバイクと料理と子供』

なかなか釣りに行けないので久しぶりのバイクネタ



限定解除を取得するべくオフロードへの転向
それまで考えもしなかったが、友人のチュウタに勧められオフ車に跨ってみることにした
その転機に購入したのが、Kawasaki KDX200SR　

HONDAのCRM、YAMAHAのDTに対抗してKawasakiが当時満を持して発表したNEW BIKE
戦闘的なスタイルと爆発的な2サイクルのPOWERに一目惚れして、初めてバイクを新車で購入

こいつに乗ってみて新しいバイクの楽しみ方を知った
林道へツーリング、今まで公道ではコケたことがなかったのに転倒しまくり、でもこれもまた楽しい
エンデューロレース、面白い＆怖い、1周目でハンドル曲げて皆に大ヒンシュク
峠道、タイトなコーナーのコースならレーサーレプリカも千切れるポテンシャル
何やっても楽しいな～生傷は絶えなかったけど

そして大学最後の年、いよいよ二俣川へ
コースを覚え、走るポイントを押さえて早朝の保土ヶ谷バイパスを飛ばす
最初の1、2回目の受験は落ちるの当たり前で通っていたが、さすがにお金がもったいない
鬼試験官の二俣川、簡単には受かるわけないとは思っていても、、、

そんなで迎えた6回目の受験、今日はこれから宮城に里帰りするデブの同伴で試験場へ
（同伴って言っても一緒に食事したり、お店に行ったりではないっすよ）
友人が見ている前ということもあり、やや緊張気味
実際、試験が始まると緊張がそのままバイクに表現れてしまい、なんだか宙に浮いてる感じ
フワフワと交差点を曲がり、パイロンをクリア、一本橋を通過
初めて完走してしまった、ホントかよ！試験官、どこ見てんだ？今までで最悪だぞ、今日は！？

ところが、待合場に戻ってみるとデブの意外な評価
「お前、すげぇ走れてたぞ！他の奴らとちょっと違ってたし」
「？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？」

そしてそれは試験結果にも表れた
「合格者　〇〇番、以上！」
受かっちゃった　ホント!?　あの二俣川だよ!?　まだ6回目だよ!?
（嫌みな自慢じゃないです、ほんとにそんなふうに思いました、意外過ぎて）

何かが憑いたらしいな、こりゃ
当時こんなこと言わないが、今風だと「ありえないっしょ!?」

フワリフワリとタイヤが地面に接地してないかのような感覚
今でもあの時の不思議な感覚のライディングはなんとなく意識の中で記憶している

遂に長年の夢が叶い、限定解除ライダーの仲間入り
バイクは買えないけど、いつか乗りたいCBのBIG BIKE 待ってろよ　本田技研君！


追伸
その後、東北新幹線のホームまでデブをお見送り
ヒトとして信じられない行動を示してデブは帰省していった
これは今でも語り継がれるデブ伝説の一つ